金曜日, 10月 11, 2013

それは投資?それとも投機?シンガポールの今後の動向


By on 1:01

フェースブックのタイムライン見てたら、20代の普通の子が、8000万とか9000万の家を投資目的で複数購入して、税金高いだのと書いてありました。




シンガポールはご存じの様に今バブルで世界中から注目されています。

その波に乗っかって、若い20代に人達が投資目的で億単位の不動産を購入するのをよく見かけますが、
これって本当に投資なのかな?と少し冷えた目で最近見るようになりました。


シンガポールの人達が「盲目的」に信じている、「限られた土地」だから、
経済の波が上下しても、「待っていれば不動産は必ず上がる」
それは「歴史が証明している」と言う考え方に最近「疑問」を感じています。

私自身も、5年以上前にですが、投資目的で約4000万の不動産を購入しました。

その当時は、マリナベイサンズが建設中だったり、カジノが解禁になり多くの外資、
外貨が入ってくると予想され、「これから伸びる感」が強かったので購入に踏み切りました。

投資目的で買ったコンドミニアムは、スタジオタイプの1人で生活するのに丁度良い、
コンパクトな物を選び、出来るだけ回転率を上げることにフォーカスし
場所もオフィス街の近くを選びました。

そうすることで、短期入居者や、単身で数年仕事で
シンガポールに滞在する人をターゲットに出来ると思ったからです。

4000万で約定年(60歳)まで30〜年でローンを組んだとしても、
「月々の支払いは数十万」に成りますから、継続的にそれを「支えるだけの収入」が無ければ行けません。

ですから購入時の契約書をみて、「並んでる0の多さ」に
「クラっときたこと」を覚えています。


「数十万の月々の支払」は問題なく行るように「スキーム」を
組んでいたので問題ないのですが、

コンドミニアムを所有していた数年は、
「物価の下落に対する恐怖」との戦いでした。

心配をよそに、その後予想通り数年で「物価が高騰」してくれて、
購入時よりも物件の価値が上回ってくれたのですぐに売却しました。

余程の余剰金が無い限り、「不動産投資」は
心臓に良くないことを、この時学びました。

余剰金とは、「無くなっても困らない」レベルのお金です。

少なからずリターンを期待している自分にとっては、
「背伸びをした投資」であったかもしれません。

最近投資目的で「不動産」に走る若い子達を「冷めた目」で見る理由は、
前述にもあるように、「不動産は待っていれば上がる」という
「盲目的な」動機による「投機」にしか見えないからです。

なぜなら、「私が買った時」と「現在」では、勝手が違うからです。

あの当時は、「まだ伸びる」感じがひしひしとありました。


ただいまは、先進国のなかでも、「ある程度成熟」して
「伸びしろが無い」シンガポール。

いくら「国の制度」が「しっかり」していても、
これ以上望む方が無理な気がします。

5年前と比べて今後シンガポールは「伸びる確率」よりも、
「落ちる確率」の方が高いのを見据えて「不動産投資」しているんだろうか?


「億ション」を複数購入して「資金繰りが出来なくなり」首を吊ったひと知っているだけに
「景気が傾いた時」に、どれだけの「若者が飛ぶか」は想像するまでも無いでしょう。

もし「投資」するなら、「シンガポールの盲目的な歴史」に沿った方法ではなく、
「発展途上国」が「先進国」に成る課程の「著しい経済成長の波」に乗るのが、
「世界的」に見ても「歴史的に見ても」王道的な錬金術ではないでしょうか?


About Kentaro Ishihara

Google+ を参照

0 コメント:

コメントを投稿