最近シンガポールでは、本土から来る中国人以外で、「キンキラキンのゴールド」をつけている人をあまり見かけなくなりましたが、それでも「資産を紙幣では無く物で持つ」人は東南アジアでは多い気がします。「装飾品をただ見せびらかす」裏に「資産を紙幣では無く物で持つ」というロジックが隠されています。 かつて移民として肩身の狭いユダヤ人が商売をするにあたり、資産を持っていることを隠すために、「資産を紙幣では無く物で持つ」というロジックが彼らに根付いているそうです。 「華僑の間」でもこの考え方は 根付いているように思います。
紙幣を希少価値のあるものに
華僑が支配するシンガポールでは、今でこそあからさまに 「キラキラした装飾品」をつけている人は少ないですが、 投資する物が無い場合、「ゴールドバー」等を 買い金庫に保存している人が多く居ます。 華僑では無いですが、知り合いのインド人は、 「ゴールドバー」を余剰金があるときに買っているそうです。 「信用取引の紙」は、価値を失えば「ただの紙」となる。 それよりも物質的に「希少価値」のある物に替えるべきだと言っていました。 当然ですが、必要なときに紙幣に替える事が出来ます。買う前に必ず減価償却率を考える
「今風」のおしゃれに気を遣う「華僑」の間では、 「金目の物」よりも、「高級ブランド」を 身につけることを好む傾向にあります。 例えば「高級腕時計」や「高級なバック」等です。 彼らは「買う前に必ず」することがあります。 それは、「売り」に出したとき「幾らで売れるか?」 「新品で買った場合」と「中古で買った場合」の 「値段差」と「減価償却率」です。- もし、新品で保存しなければ「価値」が著しく落ちる場合は、「新品」で買いどこかに保存しておきます。
- 使用しても「減価償却率」がゆっくりな物は、「中古」で出来るだけ安く買います。
2は自ら「高級ブランド」を身につける「満足感」を得られながら、 「資産を紙幣では無く物で持つ」事が出来るので好まれます。 例えば、「100万の腕時計」があるとします。 買う前に「買い取り」値段を調べたところ、 「60万」とうことでした。 (100万-60万)÷ 所有する期間 と算出し、コストパフォーマンスを考えます。
それが「割に合う」か「合わない」かで 購入を決めることもあります。 単純にいつ売るかわから場合でも、 この「高級時計」を身につける「満足感」に 40万払うかどうか?という感じです。
プロに相談して出来るだけ価値を高める
ただ2の場合でも、「目利き」に相談して、「大切に身につけながら」、 「時間」という武器を味方に、「価値が上がる物」を探させることが多いです。 実際、中古で300万で腕時計を購入し、 「数年使用したにも関わらず」、買った時よりも 高く売ることに成功した知り合いもいます。 ですから、所有していた数年間「300万の腕時計」を、 「実質無料」で身につけて、「お金まで貰う」事が出来たわけです。価値の無い物にはお金をかけない
上記のように、「価値のあるもには」投資します。 しかし、「価値が出ない」ものには、 かなりケチな人が多いです。 例えば「日用品や洋服」などは、 出来るだけ「安く買いたたく」傾向があります。 知り合いに「ゴルフ場のオーナー」がいて、 いつもそのゴルフ場を使わせて貰っているのですが、 このオーナーの所有している車は、 「大衆車」としられている「ランサー」です。 完全に足としてしか考えていないようです。 しかし、自分の行動範囲内を快適にするため、 行く先々、国々に「マイホーム」を持っています。紙幣はただの紙
紙幣は「信用取引」なので、価値が無くなれば 「ただの紙」となることを彼らは知っています。 そして長いスパンで見ると「目減り」 していくことを教えてくれました。 それは経済成長の過程で「現在」よりも「未来」の ほうが物価が高くなるからです。 簡単に言うと、「現在100円で買えていた物」が、 10年後では「100円で買えなくなる」確率が高くなると言うことです。ではどうするかというと、 「変動の緩やかなマーケット」に投資します。 そして「長いスパン」でお金の価値を保存させます。 「マーケット」の良い点は、「現時点の価値」を未来に 「引き継ぐことが出来る」と言うことです。 「紙幣」が「目減り」するのに対して、「マーケット」に預けた「価値」は減りませんから、 「遠い未来」に「紙幣」に変換した場合、お金が「増える」事になります。
また、投資する案件にもよりますが、「年率0.7%」ぐらいで、 過去のデーターをみても「成長」していきますので, ここでの「ゲイン」も狙えるというわけです。 私も、「余剰資金」を貯金感覚でこの案件に回しています。 ゆっくりながらも、年間を通してみると「良いエントリーポイント」が有りますので、 そこを狙って買うこともありますし、「マーケット」を無視した 「平均法」を取ることもあります。 あくまでも「余剰金」が出来た場合のみですが・・・
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